同性の恋愛
同性同士の恋愛と聞くと、どう思うか。
過去に何度か経験したことを織り交ぜながら、書いていこうかと思います。
実際、気にしなくてもいいと言われても気にしてしまうのが、よくありました。
世間体とか、周りからの見られ方とか。
彼女よりも、そちらを優先させてしまう自分に、嫌悪感すら抱いてしまうこともありました。
結局、そこで疲れてしまって、諦めてしまうのです。
こんなことを言ってしまうと、元も子もないですが、周囲の人には明かせないです。
本人に悪気がなくても、こちらの想い通りに相手が受け取ってくれるとは限らないのです。
女の人と付き合っていることを知られると、だいたい「なんで?」ときます。
彼らのいう普通にはわたしは到達できないのです。それゆえに、普通になろうとした過去もあります。
『付き合ってあげてもいいかな』での冴子の台詞で、男の人と付き合った理由に「普通になろうとした」というのがありましたが、まさにそれです。
まあ、なにも思わないですね。ひたすらそこにあるのは、空虚感。
心の底では、かなりびっくりしたんですよね。あれ、なにも思わないぞって。
同じ行為で、同じような雰囲気であるにもかかわらず、無心。
途端に相手の方に対して申し訳なくなり、苦笑い。
自分が男だったら、どんなによかったことか、と何度思ったか。
考えても仕方のないことだと頭では分かっていても、心がついてこないんですね。
そういう経験が、小説のネタになっているので、無駄にはなっていませんが。
男女での恋愛の価値観などはよく分かっていないので、わたしが書く作品は必然的に主人公が女装してるか女の子になっちゃった前提で書いています。
そうすることで、ごまかしているんですね。
いや、想像で書いていけば面白いという視点もありますが。
ただ、わたしは自分が書いていて楽しい作品じゃないと、とてもじゃないですが書けないです。
余談ですが、宇多田ヒカルにまたはまっています。
00年代のアルバムばかりですが笑