菜々子の生活記録と戯言

かなり適当な言葉に言葉を連ねる住処

宮城県へ行った話。一日目

今日の日記は、過去の振り返り日記です。もう数ヶ月前の話です。

 

旅。旅行。

風の吹くまま、気の向くままに旅立つ。それがわたしの旅行に対する考え方です。

なので、最低限の資金と身の回りのものを揃える以外はあえて決めたり持ったりしない。

困った時は、それなりに対処方法を知っているのでそこに備えるようなことはしない。

 

心配と不安は捨てて向かう。それだけでいいのです。

 

前日に予約した夜行バスに乗り、いざ仙台へ。

日本国内の旅行しか興味がないわたしですが、北へはあまり行っていなかった。

というわけで、宮城県への訪問が叶えばそこがわたしの移動最北端ということになる。

 

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途中、色々とあったがなんとか早朝の仙台駅前に到着。

感想。寒い。夏であるにもかかわらず、とんでもなく寒い。

これが北へ進むということの意味なのだろうか。

 

この日にすることは決めていた。女川へ向かわねばならない。

電車の時刻表を見て、女川へ向かうことができる電車を調べる。切符を買って、人のまばらな電車へ乗り込む。

電車に揺られ、松島も通り過ぎて女川へ到着。

まず向かったのは海の方向だった。ここが女川か……と思いながら目を瞑る。

そのとき気が付かなかったのだが、まずわたしは駅の近くにある慰霊碑へと足を運んだ。

高台にある慰霊碑に刻まれた名前を確認して、黙祷をした。

時間は特に決めず、表現があっているのかは分からないがわたし自身の気が済むまで続けた。

 

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そこから海近くのレンタサイクルに行って自転車を借り、さらに北へと進んだ。

道に迷いながら、一時間近く走り続けて旧女川第三小学校を横目に、そのまま漁港に進む下り道を一気に駆け降りた。

会う人はいない。ただひたすらにこの場所の空気を吸いたかった。

 

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そのまま女川駅前まで一時間かけて戻り、遺構として残されている女川交番と展示を見た。

様々な感情が湧いては消えた。

それでも前に進もうとしている女川という町、わたしはこれからも訪れようと思う。

 


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