菜々子の生活記録と戯言

かなり適当な言葉に言葉を連ねる住処

宮城県へ行った話。二日目

この日にすることは決めていた。まずは自転車を借りよう。

そう思い足を進めていく。最近は便利な世の中であり、以前とは違いすべて電子的な手続きのみで自転車をレンタルできる。ようは人を介する必要がないのだ。

アプリからQRコードを読み取って、自転車の鍵が開く。いいんだか悪いんだか『どこまで行くんですか』『あっちのほうもおすすめですよ。景色いいですから』というようなやり取りは存在していない。

 

早朝の仙台市内を自転車で駆け抜けてやってきたのは、荒浜にある深沼海水浴場だったところ。

この近くに震災遺構がある。それ目当てでやってきたというのもあるが、一番はこの海を見たかった。そう。わたしはただ海を眺めたかったのである。ただやはりというか、わたしは海が苦手だ。あの日以来、海に近づくと気持ちが辛くなる。だからなんだとなるかもしれないが、わたしの気持ち的な問題だった。

現在この海水浴場は遊泳禁止になっている。

 

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慰霊碑で黙祷し、荒浜小学校をあとにして再び市内の方向へ進んだ。

 

その後は仙台駅前まで戻り、仙台城跡などを見て回った。

城跡の石垣上から見る仙台市内の景色はとても綺麗だった。それこそここで終えたいと思えるような絶景だった。とはいっても、やはりわたしの写真技術が足りていないのかあまり伝わりそうにないのが、非常に残念である。

 

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