菜々子の生活記録と戯言

かなり適当な言葉に言葉を連ねる住処

何に価値を感じるか

人というのは不思議なもので、一卵性双生児であっても考え方は違うものです。

 

どれだけ一緒に過ごした二人であっても、それは同じこと。価値基準は違いますし、どこに重きを置くかも異なるわけです。

 

他人との意見や考えが異なることは、日常生活において当たり前のように存在しています。それゆえに、目の前にある紙切れが他人から見れば宝物を発見したかのように見られることも不思議では無いのです。

どれだけ感動したと思ったとしても、周りにいる人たちが全員同じ評価をつけるとは考えづらいですね。つまりそういうことです。

 

他人に向かって、私がどれほど和服や和食が好きだと言ったとしても、理解されるのは本当にひと握りの人だけでしょう。むしろ、なんで好きなの? と馬鹿にしてくる人がいるかもしれません。

 

日々見逃しがちな部分ではありますが、相手が何を望んでいるのか、そして期待しているのか。それを知ろうとしなければ、相手は自分への興味はもってくれないものです。

なぜか。自分が最も興味があるのは、自分に他ならないからです。好き嫌いという問題ではなく、単純に興味を持つ、一番の対象なので。

 

暮らしてきた、過ごしてきた環境がいかに大切かを思い知らされる日々であります。