放浪息子 雑感 その2
放浪息子について書き始めると、止まらなくなるのがわたしの悪い癖なのですが、書きます。
本日はとある用事があった為、街に出ていたのですが、そこであったことを交えながら。
某店に立ち寄った時に、すらっとしたメイド服姿の人がいたんです。
ああ、素敵だな。似合ってていいな。なんて思っていたら、その方にいらっしゃいませなんて言われて。
頭の中でいらっしゃいました〜と返していたら、その方の声がとても低いことに気づいたんです。
男の人だったんですね。
わたしは似合っていればなんでも着ていいんじゃない?って思って過ごしているので、特に気になったわけではないのです。
しかし、素敵でした。わたしもあの方くらい女性用の服が似合えばなぁ…笑
さて本題へ。
そこでわたしは、二鳥くんを思い出していたんですね。
15巻での二鳥くんは、体も成長してきて、細かいところがいかにも男の子っぽくなってきていたんです。
『自信があった』と彼は作中で述べていましたが、まあそうでしょうね。
同世代の女の子を見る度に、ぼくは男なんだということを思い知らされていたはずです。きっと。
最終的には自分が男であるから『女の人になりたい』という気持ちを、安那ちゃんに吐露するわけですが。
しかし、不思議ですよね。
わたし的には、放浪息子のその後、いわゆるアフターストーリーも見てみたいのが本音だったり。
まあ、それがない、救いのないエンドに至っているわけですが。
おそらく、二鳥くん自身もわかっているはずなんです。自分が女の人になれないことは。
だからこそ、二鳥くんは「ぼくは、おんなのこ」を書き上げるわけですが。
同じく作中に出てきたユキさんは、そのあたりをどう考えているのでしょうか。
結局、なんだかんだ二鳥くんは女装で生きていく気がするんですよね。
可愛いものが好き、女の子と遊ぶ方が合っている。そう感じていて、なおかつ自信を男として認めている。
きっとそういうことなんだと思います。
TPOさえ弁えていれば、他人がなにを着ようたって、どうでもいいことなのです。
好きにおめかしすれば結構なのです。
別にいいんじゃない? 若いんだもの。
個人的には、二鳥くんの和服姿が見たいですね。
今日はここまで。